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2024/02/04
施設長のつぶやき~布袋寅泰・珠玉のインストゥルメンタル5選~
こんにちは、施設の田原です。
少し遅くなりましたが、2月1日は
布袋寅泰さんの誕生日という事で、昨年に続き誕生日SPをお送りします。
今回は数ある布袋さんの名曲の中でも珠玉のインストゥルメンタル
(歌なしで楽器だけで演奏される曲、以下インスト)を5曲ご紹介します。
「Medusa」
まずご紹介するのはアルバム「New Beginnings」の1曲目であるこの曲。
New Beginningsは布袋さんが本格的に世界デビューを視野に
新たなデビューの意味を込めた自身キャリア初のインストアルバムです。
そのような決意のアルバムの1曲目にふさわしい曲です。
タイトル通り恐ろしいまでのサウンドですが、どこか儚い印象も受けるこの曲
実に6分弱ものインストとしては非常に長大な曲ですが、一切飽きる事はありません。
デザインが珍しい…
「BELIEVE ME, I’M A LIAR」
超問題作のデジロック「SUPERSONIC GENERATION」より。
アルバム全体が非常にラディカルな内容なので
この曲も非常に攻撃的な曲に仕上がっています。
布袋さんをしてここまで攻撃的なインストはこの曲ぐらいではないかと
思われるほどのサウンドで構築されています。
ちなみに曲途中で「ビリ~ブミ~アイムアラ~イア~」
(最後の方に「ビーアマライア、ビリーアマライア」とも)と
バッキングボーカル(と思われる)の方が歌っておられるので
厳密に言うと完全なインストではないかも知れませんが…
まぁそれはそれとして…
若い…
「GUITAR LOVES YOU」
GUITARHYTHMⅡより。「Ⅱ」といえば
BOØWYの解散、「Ⅰ」でのソロデビュー、そしてCOMPLEXの活動休止を経て放たれた
本格的にソロとして活動を始めた意欲作。
アルバムは創作意欲満点で何と2枚組。
その1枚目のラストに選ばれたのがこの曲。
エレキギター一本で奏でられるメロディーは儚く非常に美しい仕上がりになっています。
今でもライブで良く演奏され真っ暗なステージで一人ギターを弾く布袋さんには
身震いするものがあります。
我々がギターを愛するように、またギターも我々を愛してくれる。
3分半ほどの曲の中にギターに対する万感の思いが込められている、そんな曲です。
「Ⅰ」「Ⅱ」は絵…
「Déjà-vu」
自身初のソロシングル曲として発表。
10万枚限定で発売され即完売となったこの曲。
非常に聴き心地の良いメロディとなっています。
時期的に「Ⅱ」の前になりますが、特別先行シングルという訳でもなく
アルバム未収録となっています。
今でこそヤフオク等で簡単に手に入るようですが
私が高校生の頃はまさに幻のシングルと言われており
難波か梅田かでの中古CDショップで手に入れた時は飛び上がるほど嬉しかったです。
本作はベロア調の高級感あるパッケージに
ピック型のクリスマスカードが封入されていましたが
その時手に入れたのは内箱にCDのみでした。
それでも嬉しかったなぁ。
(後に同じく中古ショップで完全版を手に入れましたが…)。
ちなみに本作には同じ曲でも「in X’mas」「in Paris」「in sleepless night」の
バージョン違い3曲が収録されています。
特筆すべきは「in sleepless night」でこちらは布袋さんがアカペラで歌うという
非常に珍しい(というか本作のみ)曲となっています。
涙が…
「新・仁義なき戦いのテーマ/ BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」
自身が出演した映画「新・仁義なき戦い」のテーマソングとして書き下ろされた曲。
後にクエンティン・タランティーノ氏が映画「キル・ビル」で
どうしてもこの曲を使いたいとオファーがあり
楽曲提供、英名「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」として
全世界でヒットする事となりました。
この曲は「新・仁義なき戦い」で共演した豊川悦司さんが難波の町を歩く後ろ姿を
見て思い浮かんだフレーズと最近テレビで語っておられました。
(このシーンについて。豊川さん演じるのは門谷組組長「門谷甲子男」。
しかし敵役の中平組長(佐藤浩市さん役)の策略で舎弟が全員逮捕もしくは殺され
また親(分)の粟野組長(岸部一徳さん役)にも見放され
何もかも失った門谷が中平を始末しに行く際
銃を譲り受けた遠山(大和武さん役)に「どうせウンコの世の中じゃ」と言い放ち踵を返す
劇中屈指の名シーンです)
このシーンにこの曲は本当にマッチしていて私が20歳の時
映画館で観ていて身震いしたのを覚えています。
当時この映画は今はもうない道頓堀の映画館で上映されましたが
映画を観終わった後外に出ると、すっかり夜になっていて
今まさに豊川さんや布袋さんが「いた」道頓堀や日本橋に立っている気分となりました。
その足で帰りに天王寺のHMVで「新・仁義なき戦いのテーマ/そしてその映画音楽」の
CDを買って帰ったのを昨日の事のように覚えています。
この曲は至る所で使用されており、当時は本当にテレビで聴かない日はないくらい
ちょっとした政治家同士の言い争いの場面などでもニュース番組で
使用されるほど多用されていました。
近年で忘れられないのは東京2020パラリンピック開会式での演奏でしょう。
また昨年大ヒットした映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」でも
ちょっと使用されています。
この曲の曲名は知らない、布袋さんの曲とは知らない人でも
きっと一度は耳にした事があるまさに布袋さんの代表曲と言えると思います。
怖い…
今回はインスト集をご紹介しました。
今回紹介した曲以外にも素晴らしいインストは山ほどありますが
いつも通り私の思い出補正も兼ねてのご紹介です。
やっぱり初めて布袋さんを聴いた14歳から20歳ぐらいまでの思い出が
一番熱くなるような気がします。
この他にも小栗旬さん主演の映画「ルパン三世」、格闘技イベント「RIZIN」
テレビ番組「MUSIC DAYS」などのテーマソングを手掛けるなど
様々なインストを発表しています。
この辺りはギタリストの強みですね。
今後もどんなインストが発表されるのか楽しみです。