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2023/12/23
施設長のつぶやき~気付かない内に人を不愉快にさせてしまうこと・苦情への対応②~
昨日公開ということで
観て参りました。
役所広司さんの演技が見たくていった映画です。
主人公は公衆トイレの清掃員として働き、派手さはありませんが
慎ましい毎日を送っています。
そんな男の日常が淡々と描かれています。
それこそ沈黙の艦隊やゴジラ-1.0のような派手さは一切ありません。
しかし役所広司さんの演技、カメラワークなどに引き込まれる名作です。
2時間見入ってしましました。(詳しくはこちら)。
さぁ年内はこの作品で終了になると思いまが今年も沢山観に行きました。
4月…ジュラシック・パークⅢ/聖闘士星矢-The Bginning-
5月…シックスティ・ファイブ
6月…ブラック・デーモン―絶体絶命-/大名倒産
7月…バイオハザード―デスアイランド―
8月…トランスフォーマー―ビースト覚醒-/君たちはどう生きるか/SAND LAND
9月…MEG-ザ・モンスターズ2-
10月…沈黙の艦隊
11月…ゴジラ-1.0/鬼太郎誕生-ゲゲゲの謎-
12月…PERFECT DAYS
邦画が熱かった印象です。
それでは本題です。
そこから数年働き、だんだん自分がどういえば相手がどう思うかわかってきて
それでもまだ20代だったころに頃にこんな事がありました。
当時はよく地域のお食事会にお招き頂いていました。
だいたい月に1回は昼食を頂いていたのですが
そのお食事会前後でゲームや楽器の演奏をする事が定番になっていました。
私もギターを弾いたりゲームをしたりしていたのですが
ちょうど7月のお食事会で七夕にちなんだ3択のクイズゲームを行ないました。
何問目かで「昔の人が短冊代わりに使っていた物は?」という問題を出しました。
正解は「梶の葉っぱ」らしいのですが
問題を作成している時、梶の葉っぱって何か聞かれるだろうなぁと思い
事前に下調べをしていきました。
そして出題→正解発表後
案の定地域の代表者の方に「梶の葉っぱってなんやのよ?」と訊かれました。
下調べして理解していましたが
その場の空気を読んで私は「いや…それは知らないですけど…」と答えました。
会場は大爆笑で地域の代表者の方からも
「なんやの、それは」と笑いながら突っ込みを頂きました。
それでは何故私がそのような返答をしたのか。
それはまだ若かった私が何でも的確に答えてしまうと生意気に思われるように思ったからです。
クイズというはネットで調べれば簡単に問題を作成できるうえ
(今ではカラオケ機に実装されている事も多いですし
スマホやタブレットでリアルタイムで問題を調べながら実施する事も可能でしょう)
脳トレにもなる非常に有用なレクリェーションです。
しかし一歩間違えれば出題者が偉そうに見える危険もあります。
(実際に通所介護のレクリェーションでクイズを実施している職員が
利用者さんから「アイツは偉そうや」と言われている場面を何度か目撃しました)。
その為、ある程度「隙」を作った方が無難なのです。
この時も笑いながら地域の方々から「ちゃんと調べといてよ~」と言われ事にも
「いや~皆様の方が詳しいと思って~」と返し
相手の方が上手と思っている事もさりげなくアピール出来ました。
もちろん、介護相談ともなれば難しいような事でも年齢に関係なく的確に答えていました。
ここで「知らない」等というと「やっぱり若者は頼りない」と思われるからです。
だからゲームくらいは「抜けた所」を見せておくのも一手です。
このようなネタバレをして良いのかわかりませんが、私ももう40代なので時効でしょう。
自己覚知や統制された情緒的関与で感情のコントロールを学びます。
しかし感情だけではなく年齢を含む姿、形、声のトーン等の
非言語コミュニケーションも非常に大切です。
自ら思ってもみない苦情が来た場合、真剣に自分を客観視して下さい。
一番良いのは普段の自分の姿勢を録画してみる事です。自分の欠点が嫌という程良くわかります。
ちなみに私はもともと早口(まぁ今でもですが)で
人前で喋ると「もっとゆっくり話して」と言われる事が多かったです。
しかし今は何百人の前で司会等をしても早口になりません。
これは自分が演奏会をしている様子をよくビデオに撮っていたのですが
自分のMCの様子を観て
「こんな早口はダメだ」と意識してゆっくり話すようになったからです。
気になる方はぜひ自分の姿を録画して観て下さい。
今はスマホで簡単に録画出来ますからね。