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2023/11/18
施設長のつぶやき~今なお根強く残る女性差別に喝!!⑤~
昨日は母体法人You I mitの管理者会でした。
そこで今年度各施設(事業所)が取り組んだ事を発表しました。
当施設はこのブログでの取り組みを発表しました。
どの施設の発表も大変すばらしかったです。
しかし一つ残念な事が…
写真を撮り忘れました。
折角の発表会だったのに_| ̄|○
それでは前回の続きです。
話を戻すとこのような危険な論法を振り回してまで(真意は知りませんが)
女性の権利を主張されると、主張されればされるほど逆にその方の真意である
「女性を安易な労働力にしてはいけない」という
至極真っ当な意見が素直に伝わりにくくなるというか
ボヤけてしまうのではないかと心配してしまうのです(まぁいらん心配でしょうが…)。
だってその場にいた誰もが女性を安易な労働力にしようなんて
思ってもなかったのですから…
しかしその相談員さんの気持ちも理解は出来ます。
過去にそのように女性を安易な労働力として酷使した事例を
見聞きした事があったのかもしれませんし
ひょっとすると
その方自身がそのようなケースを身近で経験した事があるのかもしれません。
その場合、ある程度意見が慎重になるというか
「そんな考え方は駄目だ」と普及しないといけないと思ってしまう事は仕方ないと思います。
ましてひと昔前は「親の介護は長男の嫁の仕事」という風潮があったようです。
私自身はこのような考え方はあり得ず、すでに死語と言っていいと思っていたくらいです。
実際にわが親に介護が必要だった時、実姉と二人、交代で介護する話になっており
間違えても自分の配偶者に介護を押し付けようなど、全く思っていませんでした。
もちろん、その関係性で好意で配偶者が介護する事を否定するものではありません。
あくまで当たり前のように押し付ける事がおかしいという意見です。
しかし先述の女性町会議員さんが経験されているように
私達ではあり得ないと思うような差別的考えが未だ根強く残っているのも事実です。
私自身がいくら「女性差別はあり得ない」「親の介護は長男嫁の仕事など死語」
と思っていても実際にそういう風潮が残っている以上
私自身の認識が甘かったと反省するばかりです。
この認識の甘さが女性軽視、女性差別を助長、放置する結果になる事もあると思います。
軽視や差別というものは自分がしなければそれで良いというものではありません。
しかしそうは言ってもいきなり世の中の全てを変える力など私にはありません。
だからこそ少なくとも当法人(母体法人含む)においては
このような軽視・差別が起こらないように気を引き締めて参りたいと思っています。
そしていつかは自分の身の回りの事だけに限らない話にしていかないといけないとも思います。
以前も言いましたが
日本においては1998年~2000年にかけWindows98の発売によるインターネット
携帯電話のiモードの普及で一気に情報化が進みました。
(もっといえばWindows95ぐらいからのようですが…)
そんな情報化社会と言われるようになって、もう20~30年以上経過しています。
世の中の情報をしっかり頭に入れていかないと
いつまで経っても軽視・差別は無くならないと胸に痛感した次第でした。
常に冷静に今の時代がどう動いているのか
そしてこれからの時代がどう動いているのか
読み解いていく必要があると思います。