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2023/06/09
施設長のつぶやき~本当の意味でのコロナ禍終了とマスク着用の行く末②~
先日、ポプラ介護学校の方がお見えになり
実習生の受け入れの打診がありました。
人にものを教えるという事は非常に難しい事でもあり
また教える側も非常に勉強になります。
それこそ変な事を教えると大変な事になりますから。
そういう訳で理事長に許可を得た後、快諾しました。
職員も大変と思いますが、気を引き締めて頑張って貰いたい所です。
そこで色々世間話になり、私も個人的にポプラさんにはお世話になっていること
イベントで何度か伺った事を話しました。
何のイベントか聞かれたので「演奏会です」とお答えすると
「そのイベント観に行きました」と言って下さいました。
いや~世間は狭いといいますが、何事も縁ですね~
イベント当日の記念写真です。
それでは本題です。
顔の半分を覆うマスクは当然非言語(ノンバーバル)コミュニケーションに影響します。
だから必要なければ外すべきと私は常日頃から考えています。
またコミュニケーションといえば
聴覚障がい者の方の中には唇の動きを読んで言葉を理解する読唇術で
会話される方もおられます。
当然ですがマスクをしていればこの読唇術を使う事は出来ません。
LGBTQ、多様性の時代、マイノリティへの配慮など普段声高に言っているにも関わらず
コロナ禍の時、聴覚障がい者の方々へ配慮した意見
例えば聴覚障がい者の方と会話する場合は積極的にマスクを外しましょう等の声が
ほとんどなかった事にも疑問があります。
それに大人がマスクを外さなければ、いつまで経っても子供もマスクを外せません。
コロナ禍の時、出勤中に小学校の前を通る事がありました。
(ウォーキングしながら出勤しているのでコースを変える事があります)。
子供たちが元気にバスケをして遊んでいる光景を見ましたが
全員がマスクをしていました。
その姿を見て異常と感じないのは、この3年で日本中の感覚がマヒしてしまったからと思います。
子供の遊びと真剣にバスケをプレーするのは違いますが
バスケに限らずスポーツというものはマスクをして出来るほど軟なものではありません。
しかしこれは当時の学校、教員の皆さんを非難している訳ではありません。
当時は仕方なかったんだと思っています。
だからこそ、今からでも良いから普通の日常生活に戻すべきと思っています。
しかし私もルールは守ります。
病院や公共交通機関ではマスク着用を要請、協力依頼をしている所もあります。
そのような場では私も自分の意見は無視して、必ずマスクを着用します。
当たり前ですが、利用する側の人間はその組織
機関等が定めたルールを守る事は当然の事だからです。
だからこそ自分がルールを作る側の当施設においては
マスク着用を個人の自由意思に委ねたかったのです。
こうして多くのルールを作る側の人間の意識が変わっていく事が
本当の意味でのコロナ禍の終了と思っています。
植え付けられた恐怖心や、出来上がった新しい常識というものは
簡単には変わる事はありません。
そのような中、マスクという目に見えるものの変化は
植え付けられた恐怖心や、出来上がった新しい常識を変えさせる
絶好のツールではないでしょうか。
政府の言う事だけを鵜呑みにして、右に倣えは非常に危険な事ではないかと思うのです。