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2023/03/22
施設長のつぶやき~言葉の意味を調べる重要性~
こんにちは、施設長の田原です。
先日ネットニュースで…
発見しました。
キン肉マンやドラゴンボールは現在でも連載が続いている
(ジャンプ本誌でありません)ようです。
新シリーズという事は現在連載中のものをアニメ化するのでしょうか。
ドラゴンボール超方式ですね。
早速購入しました。
こちらも再アニメ化されるようです。
こちらは現在連載中の北海道編ではなく、当時連載中だった原作を再アニメ化するそう。
ダイの大冒険方式ですね。
そして本日のネットニュースで知りましたが映画化されるとの事。
しかしダイの大冒険の再アニメ化、スラムダンクの映画化
聖闘士星矢のハリウッド映画化等もあり、ジャンプ黄金期スゲーの一言ですね。
それでは本題です。
言葉には言霊という言葉に力が宿っているという考えがあります。
何もスピリチュアルカウンセラーになる気はありませんので
(別にスピリチュアルカウンセラーを否定もしませんが…)
霊的な事を言いたい訳ではありません。
しかし言葉の意味を正しく理解する事は非常に重要と常日頃思っています。
よく間違われる言い回しの「役不足」と「力不足」(役不足は能力の高い人に
それに見合わない役を与えている事で、力不足は役の割に能力が見合わない事を言います)
の違い、名誉挽回、汚名返上を汚名挽回と言ってみたりと…
(しかし汚名挽回は間違った表現ではないという議論もあるにはあるようですが)。
まぁそれでも人を傷付けるような表現でない場合は
正しい表現に修正して貰えば問題ないのでその都度の注意で良いとは思います。
しかしそれが差別的な表現であれば一度であっても間違った表現が
人を傷付ける事になるので注意が必要です。
例えば私がこの業界に入る一年前(専門学校在学中)に
それまで「痴呆症」と言われていた病名が「認知症」に改定され瞬く間に浸透しました。
痴呆という言葉には「ボケる」や「阿呆」の意味があるので差別的表現である事は明白であり
認知症という病名が一気に浸透したのは当然の事と言えます。
また北海道介護福祉道場・あかい花 代表 菊地雅洋先生がいつもおっしゃっている事ですが
認知症の事を「認知」と略してしまうと「認知あり」という表現になり
言葉の意味としては「認知能力がある」=「認知症はない」という
逆の意味になってしまうので注意が必要です。
今では「成年後見人」と呼ばれる制度もそれ以前は「禁治産」と呼ばれていました。
本来の語源は知りませんが漢字だけを見れば「財産を持つ事を禁ずる」とも読めてしまう
この言葉が不適切な事は言うまでもなく
介護保険法施行と同時(2000年)に成年後見人制度という制度に改定されました。
(何故介護保険法と同時施行だったのかは私の介護保険制度の研修を聴きに来て下さい)。
このように差別的表現はどんどん改定され以前は「め〇ら」「つ〇ぼ」「お〇」と
言われていた言葉も今聞く事はまずありません。
しかし上記のように誰が見ても不適切と感じる表現ならまだしも
言葉だけを見ると何故不適切なのかよくわからない表現に関しては
何故そのような表現が不適切と言われるようになったのかを調べる事も
また重要と思っています。
ただでさえ今はネットを観ればすぐに情報が手に入る時代です。
このような情報を使わない手はありません。
今はもう終了した番組ですが、2017年に「とんねるずのみなさんのおかげでした」
という番組のスペシャルで石橋貴明さん演ずる
「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」というキャラクターが物議をかもしました。
「保毛尾田保毛男」は男性同性愛者の噂という設定で
青髭におちょぼ口で話すようなキャラクターです。
「ホモ」という言葉が二つも入ったうえでこの演技ですから
男性同性愛者に対する侮辱、差別と言われました。
このキャラクターの初出はいつか知りませんが、少なくとも30年以上前で
前身番組である「とんねるずのみなさんおかです」で登場
私が小学校低学年の時に見ていたように思います。
長くなったの続きは次回にします。