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2022/10/15
施設長のつぶやき~一抹の寂しさ~
こんにちは、施設長の田原です。
先日(と言っても1ヵ月前ですが…)
2週間限定で上映されましたので観て参りました。
今回は初めて心斎橋PARCO内にあるイオンシネマ シアタス心斎橋
に行ってきました。
もう何回も観ていてセリフも覚えているぐらいですが
やはり劇場で観ると迫力が違います。
しかし残念だったのは、いくら2週間限定といえど
グッズが何も売っていませんでした_| ̄|○
せめてパンフレットやステッカーのようなものだけでもあればなぁ
上映までの時間は
行って参りました。
同じPARCOで発見。そういえば2年ほど前にオープンすると話題になっていたような…
その時は入場制限がある等言われていたので落ち着いたら行こうと思ってて
忘れてました。
映画館に行くためにエスカレーターを登っているとこのゴジラが見えたので
気付きましたが、エレベーターで移動してたらスルーしている所でした。
他にも
魅力的なものがたくさん…
流石に財布が限界だったので次回にします。
それでは本題です。
施設長を御拝命致しまして3年以上が経過致しました。
アイテラスに入職して6年と少々なので半分程の期間を
施設長として過ごさせて頂いている事になります。
月日が経つのは本当に早いものだと実感します。
まだまだ至らぬ点が多いのですが、皆様のご協力のお陰で何とか毎日の業務をこなす事でき
感謝申し上げる次第でございます。
と、まぁ堅苦しいのはここまでにしまして…
施設長として責任やプレッシャー、ストレスなどがないとなると嘘になりますが
それでも毎日楽しく仕事をさせて頂いており嬉しい限りです。
何よりユニットリーダー会議や運営(経営)会議を通じて
自分が施設全体をマネジメントしていくのは大変ながらも
施設長、管理者の何よりの楽しさでもあります。
私は新卒で通所介護に勤めました。
生活相談員、リーダーを経験し一度地域包括に異動後、管理者として再度通所介護に戻りました。
結局退職までの間、その通所介護には6年半ほど携わった事になります。
(施設長のつぶやき~Still Dreamin’~参照)。
今思い返しても楽しい思い出がいっぱいあります。
単純に自分の年齢の違いもあるのですが
今と違うのは通所介護の場合は生活相談員でもリーダーでも管理者でも
常に利用者と直接関わっていた事でした。
送迎に行き入浴介助をし、レクや体操に参加し
その他の時間を相談員、管理者、営業などの業務を行う。
イベントをすれば自分が中心となる事も多く
「自分の利用者」の前で気軽にギターを弾いたりしていました。
自分もチームの一員として介護現場にいて利用者と関わる、そんな毎日でした。
一方で今はどうでしょうか。
当たり前に長としているため、アイテラスを利用する方々は全て「自分の利用者」であります。
しかし私は今毎日直接利用者に関わる訳ではありません。
そう。そこに通所介護時代とは異なる「一抹の寂しさ」があるのです。
今も毎日ユニットには入りますし、利用者の皆さんと当たり前に会話もします。
ユニットのイベントにも呼ばれ挨拶やギター演奏を依頼される事もあります。
しかし通所介護時代と違い、ユニットで何か介護等をするにしても
イベントに参加するにしても何処かゲストのような扱いになるんですね。
そんな時に何かちょっと寂しいような気持になります。
もちろん施設長としてはそれでよく、私がどっぷり現場に入る事は
施設運営上適切な事ではありません。
(施設長のつぶやき~管理職が利用者ファーストを実行するために必要な事を考える~参照)。
このようにどこか孤独で少しの寂しさを感じながら
施設全体をマネジメントしていくのか施設長なのでしょう。
今現場で働いている方々、とりわけユニットリーダーはいずれ出世し
課長職や次長職になっていきます。
その時は今のように介護現場にどっぷり入るのではなく
物事を俯瞰でみる業務に就く事になります。
だから現場で介護業務に就いている間に一生懸命、100%の気持ちで
日々利用者の皆さんに接して貰いたいと思います。
ケアの質を向上させる事も大切です。食事レク等もイベントも行う事も重要でしょう。
その積み重ねが管理職になった時に必ず活きてきます。
そして管理職となった時、必ず私と同じように「一抹の寂しさ」を感じる事になるでしょう。
逆にいえば「一抹の寂しさ」を感じないようでは管理職にはなれないと言えるのかも知れません。
今日は介護現場出身の管理職特有の思いを語ってみました。
もちろん、介護現場を経験した者しか管理職になれない訳ではないので
全ての管理職に当てはまるものでもなく、どちらが上とかいう話でもないでしょう。
しかし介護現場出身の者にか感じられない感情も大切なものと思うのです。