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2022/04/17
施設長のつぶやき~コロナ禍について考える~
こんにちは、施設長の田原です。
いや~昨日のTVアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は神回でしたね(^.^)
前魔王のハドラーの最後を描いたダイの大冒険史上屈指の名シーンの映像化です。
否が応でも期待は高まります。
前回の「最後の一太刀」では戦いの中で生まれたダイとハドラーの絆が描かれました
父・バランの力と師・アバンの技と評された最後の一太刀「ギガストラッシュ」を放つシーン。
バランとアバンの幻影と共に放つこのシーンはアニメオリジナルで激アツです(/・ω・)/
続く今回、タイトルは「炎の中の希望」
キルバーンの卑劣な罠で魔界の炎に包まれたダイ、ポップ、そしてハドラー…
どのように脱出するのか…
今回はポップとハドラーの絆が描かれます。
そして最後に現れるまさかの大物。
涙腺は崩壊必死です。
それでは本題です。
新型コロナウイルスが世に現れ2年以上が経過しました。
当施設においても感染対策を施していますが、今年も2月、3月に感染が発生致しました。
1年前はクラスターとなり5名もの利用者様がお亡くなりになり
今でも大変申し訳なく思い、胸を痛めている所です。
コロナが世に出だした2020年の情勢はどうだったでしょうか。
世間では各種のイベントは軒並み中止もしくは延期となり
私自身2020年に何か出かけたりしたかと言われれば、何も思い出がありません。
2019年末、布袋寅泰さんのGUITARHYTHM Ⅵ TOURのファイナルを観に
神戸ワールド記念ホールに行きました。
そのライブ中「MERRY-GO-ROUND」という曲の途中で、バンと花火のような物があがり
沢山の金のテープがヒラヒラと落ちてきました。
そのテープには「GOOD LUCK 2020」と書かれていました。
GUITARHYTHM NEVER GONNA STOP! GOOD LUCK 2020
2019.12.28 KOBE WORLD HALLと書かれています…
しかしその2020年があんな事になるとはあの時誰が想像したでしょうか…
そこから1年経った2021年はどうだったでしょうか。
ある程度コロナに対する対応がわかってきた事で延期されていたイベントや
中止となったライブなども行なわれるようになりました。
私も2020年には1回もいけなかった映画や各種のミュージアム、ライブにも行く事が出来ました。
もちろんライブなどは1週間前から検温し情報を主催者側に送ったり
ソーシャルディスタンスを確保するために左右は空席だったり
一緒に歌ったり声援を送る事は厳禁で手拍子のみという
少し寂しい感じはありましたが…(それでもないよりマシです)。
映画ゴジラ対コング ライブ
ライブ前に行った平安神宮とライブ翌日に行った京都御所
布袋寅泰ミュージアムとティラノサウルスミュージアム
(写真撮影の時のみマスクを外しています)
このように徐々に普通の生活に戻っていった2021年ではあったのですが
それでも当施設がクラスターになった2021年初頭は
利用者様にしろ、職員にしろ一人の感染が確認されると
同ユニット利用者様は全て濃厚接触者に該当し、全員がPCR検査の対象になりました。
職員はマスク、フェースシールドもしくはゴーグル、手袋、ガウンを全て着用していないと
濃厚接触者に該当し、PCR検査の対象になりました。
普段からガウンまで着て介助する職員などいませんので
当然、ユニット内の職員は全員が濃厚接触者となりPCR検査を受け
全員自宅待機、出勤停止になりました。
利用者様の感染者は原則医療機関に入院、職員の感染者は原則ホテル療養となりました。
では現在、2022年はどうでしょうか。
施設での対応を見てみます。
2021年初頭はあれだけ濃厚接触者に該当した利用者様、職員も
今はよほど感染者の近くにいた方しか濃厚接触者になりません。
まして現在の濃厚接触者の定義は1m以内の距離で15分以上ノーマスクで
会話した者となっています。
これでは常にマスクを着用している職員においては
濃厚接触者に該当する方が難しいです。
利用者様の感染者は希望しない限り基本施設内で療養、職員の感染者は
基本自宅療養になっています。
家庭においてはどうでしょうか。
以前は同居家族は全員濃厚接触者になりPCR検査の対象、自宅からの外出は禁止されました。
しかし今は濃厚接触者にはなりますが、無症状の場合、高齢者や基礎疾患がある方を除き
PCR検査の対象にはなりません。
外出も買い物等の最低限の行動は可能になっています。
このように2021年から世間の情勢が徐々に変化していき
さらに2022年はコロナ自体に対する対応も大きく変化している事がわかります。
これをどう見るかは人それぞれです。
もっと厳しくしないと感染者が減る訳がないという意見もわかりますし
もう指定感染症はやめて季節性インフルエンザと同じようにしてほしいという意見にも頷けます。
私の個人的な感想としては「中途半端に見えるけど、これで良い」と思っています。
今の対応は、形は指定感染症で1類、2類相当の対応が可能となっています。
しかし実質的にはインフルエンザの対応とそんなに変わりません。
それなら5類に落とせば良いという意見もありますし「岸田さんは何もしない」という批判も
あって然るべきとは思います。
しかしそのような大英断を全ての政治家が出来るものでもないと思っています。
かならず一定数の反対者は出ますし。
もし自分が今、内閣総理大臣だったら出来るかと言われれば自信がありません。
だからこそ現場レベルで実情にあった方法に変化させていく
ゆっくり変化していく、ある意味ソフトランディング的な解決しかないと思っています。
すでにゼロコロナは不可能というのは、共通の意識と思います。
今の意識が続けば、よほど強毒な変異株が現れない限り
そう遠くない日に皆の意識からコロナが消えて、「終息」するのではないかと思っています。
今日は希望的観測も含め、コロナ禍について考えてみました。