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2025/02/17
施設長のつぶやき~仕事は楽しいもの・嘘の笑顔で生きてくより本物の笑顔が大切~
こんにちは、施設長の田原です。
先月観に行った映画をご紹介。
まずは
「映画にする必要あるのか」と、そう言ってしまうと元も子もない評価をされていますが
やはり映画なのでスケール感は大きかったです。
まぁその分、ドラマのほのぼのした日常生活の風景は薄かったですが仕方のでしょう。
物語はスープを基軸に進みます。
最後は色んな伏線を見事に回収しての、ハッピーエンド。
観終わった後の晴れやかな気持ちは最高です。
しかしこの映画を観ると確実に美味しいラーメンが食べたくなりますね。
続きまして
ガンダムの新作です。
主人公達があまりガンダムの主人公っぽく見えなかったのですが
まぁ令和のガンダムはこんな感じで良いのでしょう。
現在絶賛放映中の「魔神創造伝ワタル」も大幅にアレンジされていますしね。
しかし私達の世代は、やはり前半が凄く良かったです。
シャア版ガンダム大地に立つは激アツです。
さぁ3本目は
人類が唯一駆逐できたウイルス、天然痘と戦った医師たちの物語。
罹ると隔離するしか方法がなかった時に必死で直そうと奔走する医師たち。
しかしいつの時代もデマが流され、邪魔立てする人たちがいるのも事実。
ウイルスだけでも大変なのにデマとも戦わなければならず
時代が変わっても人間の性は変わらない事を教えられる映画です。
それでは本題です。
「あんなの仕事じゃない。仕事ってもっと楽しいものだと思う」
これは「お金がない!」というドラマの主人公・萩原健太郎(織田裕二氏・演)の
名セリフです。
そんな萩庭の上司である柏木麗子(高樹沙耶氏・演)は
とても優秀な社員でいわゆるバリキャリと言われるような存在です。
しかし時は平成初期。
まだまだ女性が社会の中で活躍する事が難しい時代でした。
セクハラ、パワハラは当たり前
契約をとるために芸をしたり女性をアテンドしたりする事もしばしばだったようです。
そのような中、柏木のクライアントである男性は契約の見返りに柏木に身体の提供を求めます。
これに激怒した萩原が柏木とクライアントが契約する場(ホテルの一室)に乗り込み
クライアントを追い返した後に言ったのがこのセリフです。
何故なら柏木はこのクライアントの要求を受け入れようとしていたからです。
社長の氷室浩介(石橋凌氏・演)と柏木の会話などから
以前にも身体を提供していたような事が伺えます。
そしてそんな柏木を見た萩原はいくら何本も契約を取って、いくら年収が高くとも
柏木は楽しく仕事をしているようには見なかった。
だからこそ「仕事は楽しいもの」と柏木を諭したのです。
萩原は大学生時代に両親を亡くし大学を中退して中小企業に勤め
親の残した借金を返済しながら幼い二人の弟を親代わりとなって育てます。
しかしその中小企業も倒産。
再就職活動に苦労しながら
ようやく念願の大企業ユニバーサルインシュアランスの営業部に所属した苦労人です。
この頃はちょうど萩原が営業マンの才能を開花させ活躍し出した時です。
そんな萩原だからこそ出たセリフと言えます。
リアルタイムで観ていた中学生当時はそこまで思いませんでしたが
社会人になってから観るとグッとくるものがあります。
その後、柏木は仕事に関する考えを改めます。
そして萩原と一緒に仕事を続ける柏木からは本物の笑顔で仕事する描写が伺えます。
今日の記事はこの「本物の笑顔」というのが一つのポイントです。
私は前の会社では通所介護の管理者をしながら、営業担当として勤務していました。
堺市内の事業所でしたが、西区、堺区、中区の全域と南区の一部という
とんでもなく広い範囲を電動自転車で走り回っていました。
その通所介護のみならず併設の小規模多機能の営業も担当していました。
ですから通所介護の管理者兼生活相談員というよりは
よく有料老人ホームやサ高住などの営業で「営業担当」とか「お客様相談係」とか
書かれた名刺を渡して来られる方がおられると思いますが
そっちの職種に近いイメージだったと思います。
雨の日も風の日も冗談抜きで雪の日も営業に出ていました。
雪の日は中区の路上で突風に見舞われ転倒しそうになったので流石に慌てて帰ったのも
今となっては良い思い出です。
結果的に周囲の多くの事業所の方と仲良くなれましたし
営業的にも退職する前には通所介護で過去最高益を出す事が出来ました。
しかし残念ながら小規模多機能はいくら営業しても売り上げを伸ばす事が出来ず
休止届を出す事となり、こちらは苦い経験となっています。
通所介護の職員にも恵まれ私が営業から疲れて戻ると
「所長(この会社では管理者は所長と呼ばれます)、大丈夫?」と声をかけてくれたり
会議用の資料作成を何も言わなくても手伝ってくれたりと、ありがたい人たちでした。
今思えば辛いと思う事ですが、当時はそれなりに楽しくやっているつもりでした。
それは中学生という多感な時期に「お金がない!」に多大な影響を受け
「仕事は楽しいもの」という思いを強く持っていたからかも知れません。
いくら収入があっても仕事は楽しくなければダメ、
楽しくない仕事をするのは負けという観念が今でもあるように思います。
もちろん収入さえ良ければ楽しくなくとも良い
人の役に立っていれば自分は楽しくなくても良い等の価値観を否定しません。
あくまで私の価値観です。
長くなったので続きは次回にします。












