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2024/10/17
施設長のつぶやき~誕生日SP・南斗六聖拳最強は誰だ?~
こんにちは、施設長の田原です。
本日は昨年に続き誕生日SPで
北斗の拳に登場する南斗六聖拳の最強ランキングの考察です。
いつもながらの妄想記事ですが、予めご容赦を。
南斗聖拳は北斗神拳と違い、一〇八派あり実に様々な流派があります。
基本的には鳥の名前を関している流派が多いですが
初期はまだその設定が確立されていなかったので南斗無音拳というものも存在します。
そんな南斗一〇八派の中でも最強と言われるのが南斗六聖拳と呼ばれる流派で
この時代の伝承者たちは、南斗孤鷲拳のシン、南斗水鳥拳のレイ、南斗紅鶴拳のユダ
南斗白鷺拳のシュウ、南斗鳳凰拳のサウザーの5人に加え
拳士ではありませんが、南斗慈母性のユリアがその任についています。
しかし南斗鳳凰拳以外は一子相伝ではないので、六聖拳ではありませんが
他に伝承者がいた可能性もあります。
実際に南斗孤鷲拳はシン以外にもジュガイという男が伝承しています。
さてさて、この南斗六聖拳のうち
ユリアを除いた5人では誰が一番強いのか、議論となる所です。
ですから今日はこの5人の強さを比較検証してみたいと思います。
まず最強は決まっています。サウザーです。
サウザーは南斗の帝王であり、南斗鳳凰拳は他の南斗聖拳では倒せないと
ハッキリ設定されているので、これは揺るがない事実でしょう。
問題は2位以降です。
まずこれもハッキリしているのはレイ>ユダという事です。
実際にレイは飛翔白麗で見事ユダを打ち取っていますから
現時点ではサウザー>レイ>ユダとなります。
シュウはどうでしょうか。
かつてケンシロウが幼少時代に南斗十人組手に挑んでいた際
サウザーに唯一対抗できるのはシュウだけと言われていたので
かなりの手練れだった事は想像に難くありません。
しかしこの南斗十人組手でケンシロウの命を救うためにシュウは両眼の視力を失っています。
シュウほどの手練れなので盲目となっても日常生活は普通に送れているようですが
流石に達人同士の激突では不利になるのは仕方ありません。
実際に成長したケンシロウと対峙した際は
ケンシロウの水影心で放ったユダの紅鶴拳でシュウは追い込まれてしまいます。
この描写のみを持って、ユダ>シュウと考えるのは早計かも知れませんが
どうしてもユダが作品中で軽んじられているように思う
(ケンシロウの亡くなった強敵(とも)は全てケンシロウの背景に映し出されるのに
終ぞユダだけは映し出されませんでした…)ので、ここはユダに敬意を表したい所。
ですから現時点ではサウザー>レイ>ユダ>シュウとしておきたいと思います。
難しいのはシンの扱いでしょう。
シンは物語初期の強敵で事実一度ケンシロウに勝利しています。
一度破れたケンシロウが再戦でシンを圧倒した理由は
真救世主伝説ケンシロウ伝で明かされますが、一度とはいえシンが勝利したのは事実です。
むしろ再戦の時、シンは殉星の宿命に抗う事を止め
自らケンシロウに打って取られる事を望んでいるようにさえ思えます。
シンの真の実力はどうだったのでしょうか。
ここで一つ検証できるエピソードがあります。
それはユリアがサザンクロスの高層ビルから身を投げたあと
南斗五車星の海のリハク、山のフドウに助けられた時のエピソードです。
恐怖の暴凶星・拳王ラオウがサザンクロスに向かっている事を
リハクより告げられたシンはユリアをリハク、フドウに委ねます。
その際「ユリアが死んだとなればラオウも追うまい」と言っています。
しかしここで考えてみて下さい。
後期のラオウならいざ知らず、初期のラオウは結構悪い人です。
もしシンよりユリアが死んだと告げられれば
その怒りから(八つ当たり)シンに襲い掛かっていても不思議ではありません。
しかし特にそのような描写もなくラオウは普通に踵を返したようです。
考えられる事は以下の3つ。
①シンのケンシロウとの最後の闘いに除む心意気に打たれた
②ラオウがサザンクロスに着いた時にはすでにケンシロウとの闘いに決着がつき誰もいなかった
③シンとの闘いを避けた
「①」については中期、後期のラオウなら十分考えられますが
物語初期のラオウからはあまり想像出来ません。
「②」はそんな空しい結末嫌ですし、これは映画で完全に否定されています。
ユリアが実は生きている事をラオウが知るのは原作、アニメではジュウザの覚悟を見たからです。
しかし新救世主伝説ではジュウザの存在がオミットされたため
参謀長ギラフという男がユリア生存の情報を掴んでラオウに報告します。
この時ラオウは怒って「おのれシンめ!この拳王をたばかったか!!」と発言しています。
ですからユリアは生きていないとシンから聞かされ、そのまま帰った事になります。
じゃ案外「③」が濃厚ではないでしょうか。
ラオウはその風貌から常に闘いに身を置くように思われますが
ケンシロウとトキが出会うのを警戒してトキをカサンドラに幽閉したり
サウザーの身体の謎がわかっていない時は闘いを避けたりするなど
かなり試合巧者の側面もあります。
サザンクロスでシンと対峙した際、もしシンと本気で闘えば自分も無傷では済まされない
ましてその後にケンシロウが現れる事もわかっています。
シンに勝利したとして
その後ケンシロウと連戦になるのは避けたかったのではないでしょうか。
つまりラオウが闘いを避けるぐらいシンの実力が高かったのではないでしょうか。
また北斗神拳と違い、南斗聖拳には剛拳と柔拳の区別はありません。
しかしあえて南斗聖拳を剛拳、柔拳にわけるとすると
華麗な技を使う水鳥拳のレイ、紅鶴拳のユダ、白鷺拳のシュウは柔拳と言えます。
一方、文字通り相手をぶった切る鳳凰拳のサウザー
相手をど突き破る孤鷲拳のシンは剛拳と言えます。
剛拳と柔拳はどちらが上という訳ではありませんが
北斗の世界観を見ているとどうしても柔拳より剛拳が優っているように思います。
ですからここはシンをサウザーに次ぐ実力者と考えたい所です。
まとめると如何になります。
1位 サウザー
2位 シュウ(開眼時)
3位 シン
4位 レイ
5位 ユダ
6位 シュウ(閉眼時)
以上となりました。
色んな解釈をするのも漫画、アニメの楽しみ方の一つ。
皆さんも自分なりの解釈で楽しんで下さい。
という事で今日は誕生日SPという事で、もはや定番の北斗ネタをお送りしました。
しかしサウザーとシンの南斗剛拳対決、見てみたかったなぁ。