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2022/03/18
施設長のつぶやき~過去の事象・ケースを紹介する理由についての補足~
こんにちは、施設長の田原です。
先日書いた「過去の事象・ケースを紹介する理由」について誤解が生じないように
補足しておきます。
大前提として、一つの施設しか経験のない事や、関わる利用者、家族(ケース)が少ない事が
悪い訳ではありません。
むしろ一つの施設で働き続ける事は素晴らしい事であり、仮に1年間に10人の利用者としか
関わらなかったとしても、その密な関係から経験を積み
知識や技術を得て、プロの介護職員として
誇りを持って仕事する事を否定するものではありません。
しかし在宅サービスでしか経験出来ない事があったり、数多くのケースに関わらないと
経験できない事があったりする事も、また事実です。
また一つの施設しか経験していない、多数のケースに関わった経験がない職員の中には
その事に、持たなくて良い劣等感や感じなくて良い引け目を感じている者もいます。
そういった職員をフォローするために、過去の事象・ケースを紹介しているに過ぎません。
「胃の中の蛙 大海を知らず されど空の深さ(青さ)を知る」という諺があります。
一見、狭い世界しか知らないように見えても、そこの世界を突き詰めれば
その知識や経験はすごいものであり、高い志を持っているという事です。
大海を知る事も、空の深さ(青さ)を知る事も、どちらも大事であり
どちらも正解と言えます。
また仮に他の施設を経験したいと思っても、転職だけが全てではありません。
多くの法人、会社は多数の施設を運営しています。
当法人であれば、当法人自体は一つの施設ですが、親会社にYouImit(ユーアイミット)が
あり、そこには有料老人ホームもグループホームも小規模多機能もあります。
希望すれば実習や出向という形で経験を積む事が出来ます。
仮に1事業所、施設しかない法人、会社であっても、経営者の方というは
顔が広い物です。
希望すれば、別会社でも施設実習という形で受け入れてくれるかもしれません。
どのような事業所でどのような働き方をしていても、どのような職種に就いていようと
自らの仕事に自信と誇りを持って生きていく事が何より大切な事と思います。