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2022/02/28
施設長のつぶやき~Still Dreamin’~
こんにちは、施設長の田原です。
本当に色々な事があった2月でした。
施設としても、私個人としても、世界としても…
解決の糸口さえ見えない状況もあると思いますが
こんな時代だからこそ「まだ夢をみる」という思いが大切と思います。
そんなこんなで2月1日は布袋寅泰さん60歳の誕生日であり
NEWアルバムのStill Dreamin’が発売された日でした(^^♪
最近よくテレビに出演されているので聴かれた方もおられるかもしれませんね。
とても明るいアルバムになっています。
また2月4日からは2週間限定で同名映画
「Still Dreamin’-布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―」が公開されました(^o^)丿
過去のライブ映像や昨年のパラリンピックの舞台裏、レコーディングの様子
インタビュー等のドキュメンタリー映画ですが、現在の布袋さんが、過去の布袋さんに
会いに行き、アドバイスをする事で名曲「GUITARHYTHM」や「POISON」が誕生した
という一応の物語もありました。
まぁファン以外には確実に興味のない映画ですが、このような映画が公開されること自体に
驚いています(^-^;
前置きが長くなりましたが、皆さんも「夢」や「目標」のようなものをお持ちと思います。
私自身は22歳の時に社会福祉士・ソーシャルワーカーになりたいという夢や目標を持ち
社会福祉士の専門学校に入学させて頂きました(めちゃくちゃ親泣かせな学生です<m(__)m>)
何とか無事合格する事が出来、当時夢見ていた医療ソーシャルワーカーになるべく
在学中に内定を得ていた、ある医療法人に入職しました。
しかし、入職前の説明で、半年後にその医療法人が新たに立ち上げる社会福祉法人の
新規開設の相談員として勤務するように辞令がおりました。
入職後、半年間、居宅介護支援事業所で相談員のお勉強をしたのち、平成17年10月1日に
社会福祉法人の在宅介護支援センターと通所介護の相談員兼務として転籍になりました。
結果的にいうと学生時代に夢見た医療ソーシャルワーカーになる事は叶いませんでしたが
私は少しも後悔しませんでした。
医療ソーシャルワーカーというのは、確かに憧れの職種ではありましたが
自分の本当の夢や目標は本物の社会福祉士・ソーシャルワーカーになる事と思っていました。
その意味でむしろ在宅介護支援センターの相談員として、地域活動に参加し地域の方々と
共に地域福祉を考える事も出来ましたし、通所介護の生活相談員として相談員業務は当然の事
介護現場の業務を知る事も出来ました。
新規立ち上げだったので、契約書、重要事項説明書、フェースシート、アセスメントシート
通所介護計画書等の必要書類を全て自分で作成した事も良い経験になりました。
何より日々利用者と関わり、職員、利用者と共に一緒に笑い合える毎日が
楽しくて仕方ありませんでした。
今思うと、がっちりデスクワークをするよりも、若い自分にとっては、在宅介護支援センターや
通所介護を経験する方が良かったのだと思います。
自分の夢や目標を追う事は当然大切です。
しかし今、目の前にある事から逃げ出さず、一所懸命に取り組むことも
また大切な事と思うのです。
それは妥協などという言葉ではなく、夢や目標が変わっていくという事なのだと思います。
私に関していえば、当初は医療ソーシャルワーカーを夢見ていましたが、実際に勤務してからは
とにかく在宅介護支援センターと通所介護の相談員として誰にも負けたくないと思うように
なりました。
とりわけ業務の9割がたを占めていた通所介護の相談員としては、当時勤めていた地域の中でも
絶対に負けたくないと思っていました。
(まぁ今思えば、何が勝ちで何が負けなのか知りませんが…)
その為に実践したのは、とにかく指定基準や解釈、Q&Aを読み漁りました。
経験がない分、知識だけは誰よりも得ようとしたのです。
今となっては本当に知識があったのかわかりませんし
今思うと甘いというか未熟な考えも多々ありました。
しかしそれでも、自事業所の職員のみならず、連絡会等を通じて、色んな事業所の方々に
自分が得た知識のようなものを伝えられたと思っています。
その後、在宅介護支援センターが地域包括支援センターを受託し、さらに経験を積む事が
出来ました。
その社会福祉法人には9年ほど勤務したのですが、組織体制変更のゴタゴタに巻き込まれ
結局退職する事になりました。
その後、2年ほど株式会社の居宅介護支援事業所や通所介護に勤務した後
当施設に入職しました。
当施設入職後も施設長補佐をしたり、生活相談員をしたり、介護職員をしたり
介護支援専門員をしたりと紆余曲折の後、施設長に就任、現在に至っています。
しかしどんな業務に就いている時でも、本物の社会福祉士・ソーシャルワーカーに
なりたいという、自分の根幹と言える、夢、目標のようなものは
17年前に初めて医療法人に入職したあの日の自分から何も変わっていません。
という事で、今回は自分の夢や目標を追いかける事について考えてみました。
大半が思い出話のようになり、こんな話に最後まで付き合って下さった方には
感謝申し上げます。
2回連続で思い出話になってしまったので、次回はそろそろ社会福祉に関して
考えてみようかと思います。