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2022/01/19
施設長のつぶやき~イベントについて考える④~
前回の続きです。
そして利用者さんにしてみたら、仮に今まで見た事のないような内容のイベントであっても
新しい事に触れ、新しい事に楽しみを感じる可能性があるのです。
いくつになってもどんなに年を重ねてもその可能性は消えないのです。
演奏会に限った話で言えば、「高齢者になれば演歌・童謡」と決めつける事に
私は大反対です!
もう今から11年以上前になりますが、初めて利用者さんの前で演奏会を行なったとき
「高齢者になれば演歌・童謡」という考えへのアンチテーゼとして
1曲目で「Born to Be Wild」を演奏しました。
「I never want to die~」と歌った際に右手を大きく上にあげたのですが
多くの利用者さんが一緒に手を上げてくれた事を今でもはっきり覚えています。
その後、転職し新たに勤めていた施設で上司より「バンド演奏はするな」と言われました。
理由を聞くと「万人に受けないから」でした。
私からすると「では万人に受けるイベントとは何なのか。」
「そもそも万人に受けるイベントなど存在するのか。」と言いたいです。
もちろん、パフォーマンスイベントは演奏会に限らず
どうしても自己満足感が強くなるので注意は必要です。
またいくら何が受けるかわからないといっても
一度受けなかったイベントの可能性を信じて何回も行なうのも不適切と思います。
受けなかったとしてもそこは利用者の為にと善意からイベントを行なった結果であり
自己満足に走りすぎるのは危険です。
あくまで利用者中心で考える事は基本中の基本です。
何やら私の演奏会の話ばかりになってしまいましたが、当然演奏会は一例です。
今からイベントを考えている職員やボランティアさん等は
どうか恐れず堂々とイベントを行なって下さい。
そこには今まで見た事もない利用者さんの笑顔を見られる可能性が
ふんだんに含まれているのです。
2018年、当施設で行なったクリスマス会での演奏会の様子です。
全15曲演奏しました(内1曲はオリジナル曲(^^♪)
皆さん一緒に歌って下り、盛り上がりましたよ(*^▽^*)
写真でギター演奏しているのが相談員課長の宇野です。