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2022/01/15
施設長のつぶやき~イベントについて考える~
皆さん、こんにちは。施設長の田原です。
本日は施設内で行われるイベントについて考えてみたいと思います。
この業界(特に通所系や入所系)に勤める職員の多くは
日々様々なイベントを考え実施しています。
イベントにかまけて日々のケアが疎かになるのは本末転倒というかあってはならない事ですが
季節の行事を行なって、季節感を感じて頂く事は非常に有効です。
特に入所施設というある意味閉ざされた空間(閉ざされてはイカンのですが…)
ならなおさらです。
季節の行事と言っても、節分の豆まきや夏祭りの出店・盆踊り等
ある程度やる事が決まっている行事はさほど頭を悩ます事もないと思います。
しかし敬老会やクリスマス会等、取り立ててやる事の決まっていない行事に関しては
「今年は何をしようかな」と毎年頭を抱える職員も多い事でしょう。
そんな時「この内容が利用者さんに受けるかなぁ」というのが悩む理由の一つと思います。
何か職員で出し物をしようとしても、練習する以前に
ここで悩んでしまい二の足を踏む事も多いでしょう。
まして利用者といっても、60歳代の方と90歳代の方では生きてきた背景も
趣味嗜好も全然違います。
職員目線ではなく利用者目線でイベントを考えるだけでも大変なのに
利用者同士のジェネレーションギャップまで考えるとなると…
「はぁ」とため息をついてしまいますね。
さらにイベント内容を決めて、意気揚々と練習に励んでいても
他の職員に「そんなん受けへんわ」「そんなんやったらアカンわ」等
厭味を言われたりすると一気に士気が下がります。
またそもそもイベントが苦手な職員は、「何をやっていいかわからない」
という人も多いと思います。
しかし私は極論、イベントは「何をやってもOK」と考えています。
だから職員がどんなイベントを企画して来ても、よほど危険が伴うような内容や
異様に経費が必要な内容、今のご時世で言えば、感染対策が不十分であるような内容以外なら
「いいね!やってみよう!」と背中を押すようにしています。
厭味を言う職員の事は無視しろと言います。
何故なら、どのみち、どのようなイベントを行なおうが
百人が百人満足するイベントなどないからです。
長くなったので続きは次回にします。